Rob

ロボットがフラットベッドにメディアのセットと排出を行います。ロボットとプリンタで業務をこなし、作業者の業務負担を軽減します。自動化により利用度を最適化すれば、収益アップが図れます。

Rob © swissQprint

表面が無孔質で十分な固さのあるリジッドメディアであればほとんどの基材に対応できます。10分もかからない簡単な手順でRobをプリンタにドッキングさせれば、あとは数回マウスをクリックしてジョブを設定するだけで作業が開始されます。しかも、面倒な作業は出力ソフトウェアが引き受けてくれるため手間もかかりません。ソフトウェアが、Robとプリンタの双方とのやり取りを制御します。

空いた時間でオペレーターは別の作業を行ったり、仕事を終えて帰路に就くことも可能です。Robとプリンタが残業をすべて自らこなしてくれます。手抜きや品質の低下もありません。Robは24時間365日いつでも作業をこなせる状況にあります。常に安定した精度と高い効率で、不満を漏らすことなく業務を処理します。swissQprint製プリンタ機でのRobを利用度は高まりつつあります。Robを活用することで、納期の短縮と、収益アップが図れます。

Robが不要なときは、片隅に待機させておけば邪魔にはなりません。プリンタへのアクセスは常に確保されます。

ケーススタディ

アレックス氏はImpalaでの作業を担当しています。今日はマルチパネルの工事看板や異なるサイズのロールに加え、全て寸法が違ういくつかの少量のジョブをこなしました。終業時間間際、宝石店から急ぎの注文が舞い込みました。販促用ポスター500枚のプリント、Robにぴったりな仕事です。

アレックスは帰宅前にジョブの設定を行いました:
基材: 厚さ1 mm、500 × 700 mmの発泡PVCボード
枚数: 500
プリントモード: クオリティモード(48 m²/時)

Rob case study © swissQprint

10時間でプリントはすべて完了しました。つまり、RobとImpalaが、誰も監視していない中で夜勤をこなしたわけです。翌朝、アレックスは指定時間より早めにポスターを納品し、お客様からはその品質と処理時間に感心していただくことができました。アレックスは、足取りも軽く、多くの仕事が待ち受けるプリントショップへと戻りました。

まとめ

同じスタッフ数で生産性を向上させることができました。Impalaの稼働率は向上し、短い期間での投資回収が可能となりました。

技術仕様

基材寸法

最大700 × 1000 mm

基材厚み

最大50 mm

スタックの高さ

最大500 mm

基材重量

最大7kg(1枚あたり)

ロボット寸法 (L×W×H)

1464×1178×1752 mm

電源

プリンタより給電

消費電力

最大500W

Robは、すべてのswissQprintフラットベッドプリンタ(Kuduを除く)と互換性があります。動作範囲はセンサーにより監視しており、追加の安全措置は不要です。また、プリンタにはいつでもアクセス可能です。